「直」と「直」に「育てる」ここと「連続性」
「直」と「直」に「育てる」ここと「連続性」
ベクトルで骨法を考える時最も重要な意識は「ベクトルの三要素」の「方向性の連続」
「伸びて縮まない」事:竹林坊如成師は「射の始めから終いまで」伸びて縮まざる事を説いています。他の弓術書は会から離れの項に「伸びる事」を記載しています。この解釈を誤ると「離れる前に縮んで離れる瞬間に伸びれば」規矩に適うと考える人が多い。
道具の弓は弓・弦を両手に接続した瞬間から縮まる方向にベクトルは働き、離れと同時におわります。それ故、竹林坊如成師はの云われる如く「射の始めから終わりまで伸びて縮まざる事」が規矩になります。そして、このの「伸びて縮まざる骨力の連続性、特にそのベクトルの方向性の連続性」こそ、より強い弓へ進んで行く要の意識・技になると理解できます。
形を真似る動作は「骨力の連続性」等は意識に上りません。多くは筋力で弓を操作し、時々、骨力で弓力を受けます。見ていると引分けを始めた時から、「無意識」に「筋力を使ったり、骨力を使ったり」する「マダラナ状態」が多く見られます。