先師の示唆:意識を変える事

「弱弓」では「骨法」を知るに至らない事:少しずつ強い弓、強い弓へと稽古する意識

矢束一杯引いては当たらぬなどの意識は間違い:矢束一杯に引く事、唯一の弦道を学ぶ意識

中外を射行中に自覚できる事:アタリに捉われない意識、今なすべき事する意識



射を正しく学ぶのは

「一:中と早さは弓の本地で、的前射法の射形と離れの姿に顕れる」

竹林坊如成師は云われ、しかし真実は

  「一:力の働きかかわる矢業(繰り矢・指し矢)、飛距離と貫通力あります」

それ故、両方学ぶのですよと云われています。

「骨法」を理解するには、中と射形で化でなく、弓の強弱の事を加え、意識して稽古をする事。

                 (本地:辞書より「人間本来の性質」:ここでは射の本来の性質)