何故と問う事
なぜと問いつつ学びます
学ぶ立場
これから述べる事は主に「具体的な技」に関り、精神性には深く言及しません。諸流派の弓術書や指導者の記述には、同じ意義で別の名称、同じ名称で別の意義はあまたにあります。「射法射技の本は一つ」と云われる先哲をリスペクトし、諸弓術書、諸指導者の文言に「何故」と問いかける事からはじめます。
稽古している自分の段階は「只管、正しい射・技を求める欲求」を心に据えて「骨法とは何かを問い」、「規矩と技に適う動作を具体化しイメージ・意識」して、「行射中にその成否を体得する」事と云えます。生涯、射の「正しい技」を問い、学ぶ事と心に定め、学ぶ立場で気が付いた事・課題を記します。
「道」を唱え「人の道」を学び教える事を目的にする ”「弓道」や「射道」” に入る以前の課程と認識しています。
本多利実師を基軸とし先哲の弓術記述にてらして学びますので、引用します文献を記載します。略式で述べる事もあります。先哲に敬意を表し「師」を付しましたご理解いお願いします。「六道の病」:輪廻の弓と云いわれ、射の表面のかたちに迷い苦しむ病で、やがて弓が引け無くなる
なぜその形なのか、かたかたちわざの内側に心の目を向ける事と学べます