連続性と中心
連続性と中心
射法八節の連続性
骨法の「直にそだてる」とは、連続して押し開き続ける骨力で動的な縦横十文字をつくる事
中心
胴造の過去身は残身まで静態です。力の中心は射手の中にあり縦横十文字に規矩に従って伸びつつ弓弦を押し開きます
「骨法」を理解するとは、内なる力に目を向けて動作し、現れた姿が射形と意識を変える事。つまり、射形(射手と弓箭を合わせた姿)は作るのでは無く、骨法の指示する内なる連続する力で現れる姿が「法」に適う射法で、日置師、竹林坊師らが射法八節と、便宜的に八つ区分して説明し、指導したと学べます。
弓の力の特性は連続して縮む事ですから「連続して育てる」ことと理解できます。
課題は八節の変化点の連続性を
力学的や骨格の動きや、呼吸や意識など生理的面の要素の連続性を具体的に考える事。
その事を射手自信が学び、自分の見方で統一するかになります。
最大の課題は関節点の射手の力の方向性、特に、両肩根から押す方向性で、弓構えから打起しのはじめ打起しの頂点から引分けの始め力の方向性と、その 方向性の育て方の重要性を先哲の記述からから理解できます。
以下、縦軸の連続性、横軸の連続性、連続性と十文字、中心の視点から考えます。