「弓力」の記載に、何故と問う
本多師著作関係
何故、「射法正規・下巻」に「弓は六分五厘(約30㎏)と云う所の並力あるを普通とす」と記載されているのでしょうか。
何故、「弓道講義」又は「弓術講義録」に”素引きと矢番えは大いに違うから、矢番えして素引きと同じ様に引ければ規矩にかない、
姿勢も自然になる”と示唆されるのでしょうか。
教本関係
何故、「弓二張りの肩入れが出来る力」を以って、自己に適当な弓力を紹介しているのでしょうか。
何故、実践で弓一張りで初めて力が正しく弓働く「普段の手の内」を「何故と二張りと実践で異なる方法」を執るのでしょうか。
何故、自己に適当な弓力を ”弓二張りで肩入れ出来る力の限度の半分とする基準” が 何故 ”云われている”と表現されるのでしょう
か。「云われる出処はどこ」なのでしょうか。
何故、「弓の抵抗力」が射法射技の基本の第一なのでしょうか。
何故、射は「弓の抵抗力」は射法射技の基本なのに「主材の弓の項目」が無く「弦の項」に弓箭の仕様が記載されているのでしょうか
何故、弓力は六分(22~23kg)を先ず記載し、その下を約20kg(五分八厘)その上を26-27kg(六分三厘)を記載しているのでしょか。
何故、弓力の記載は昭和28年初版本に無く、昭和46年改定版で初めて載せられたのでしょうか
何故、高塚師は「昨今、弱弓(1.8㎝以下)を多く使用する」と、あえて具体的数値を記述されたのでしょうか。
(1.8cmは六分で22-23kg:教本一巻P186)
何故、伊勢貞丈の記述には 「初心の方に向けた注意」 として”強弓がもたらす災いをのべ、初心の方が犯しやすい間違え”を示唆されたのでしょうか
また、
何故、これを受けて「技の進まないものが強弓を用いることは、労多くして益の無い事”と初心の方のみならず”技の進まない者”ときちんと教本に記述されたのでしょうか。
何故、射技の要点で「弓は軟らかきを要す」と記述し、説明文の最後に「これは主として初心者に対する注意」と記述されるのでしょうか
何故、「弓を練る」とは「弓を射こなす」事であると具体的に記述されているのでしょうか。この記述は本多師著「射法正規、中巻」
で述べられる「十中八九までは射れるにあらず、弓に射られる輩多し」と同じと考えてよいでしょうか。