問いに応じる心
問いに応じる心
弛んで放してはいけない等指摘を受け、弓術書のも伸びる事が必須などと、云われている事が出来ないのはなぜかと思う事は、稽古に常に起こります。
「何故!」と問う事は自然な思いです。本多利実師は武士の時代の教法と、明治以降の指導方法は異なると「弓道講義」に述べていますので掲載します。
射は骨法と云われながら、何故、矢束一杯引くな、20㎏などの強い弓は不要だと云って、その理由も述べず、本人も信じていて弓術書を否定するような称号者の指摘を受けては学ぶ者は混乱します。
大正12年大日本弓道会刊行「弓道講義録」本多利実師著述:国立国会図書館蔵
本書は明治42年大日本弓術会刊行「弓術講義録」と同文とおもいます。ここでは「弓道講義録」より抜粋します。
弓道講義 射術の部
第一編総説 第一章 緒論
抑(抑)も弓術なるもの