「直」と「捻じれ」の「モーメントと残留応力」
「直」と「捻じれ」の「モーメントと残留応力」
「直」と云う力の伝播
骨力の伝播は”骨に支えられ、自在に動く関節を通じて次の骨に伝わり”ます。力は全骨格を通じて、両肩根から腕骨格を通じて、弓と弦に伝わり」ます。力の伝播は「弓を押し開く方向に、骨・関節・骨を貫通する力が「直」に通る」事が骨法の必須の要件です しかし、その線は平面上に定規で引いた線の様に真っ直ぐに突っ張った線ではありません。立体的に見た骨格は曲線の組合せです。
「曲れる骨おば骨法の理に従って使う事」を示唆を関節点での骨力の伝播を力学的に考えねばなりません。 曲線上にある関節点の作用と反作用のベクトルの方向を考えるには、関節点に接線をイメージすることが必要です。その接戦上で関節点の作用・反作用の力の状態を考え稽古することになります。一射は連続して動いていますので、現在身では肩関節→肘の関節点は常に動いています。過去身、及び手首から手の内のベクトル的な考察は別途記述します。
「直の伝播」とは、弓の反動力(縮むベクトル)反作用の方向と射手の直動力(開くベクトル):作用する力の方向が関節点の接線上で正しく向合い在っている事と理解できます。「伸びて縮まず」とは、動的な連続性を意識して伸びる方向は「射手の押すベクトルの力の大きさ」 > 「弓の縮むベクトルの力の大きさ力」と理解できます。
条件があります。骨と骨の間隔が一定である事=自然である事、が要件に入ります。
以上を念頭に「直」と「捻じれ」の「モーメントと残留応力」を考察します
「直」では無い状態
関節点の射手の「骨力のベクトルの方向性」と「弓の圧縮力のベクトルの方向性」がずれている事と理解できます。
総十文字の規矩がありますので考察すべき視点が多々あります。主軸の縦軸には意識すべき視点が二うあります。
①天井から見た縦軸の捻じれ:モーメントの発生です。脇正面から見えにくことです。
②これとは別に足踏みに対する縦軸のモーメントの正雑があります。
ズレは捻じれになり、力学的にはモーメントを生じる事と云えます。補正するには力がいります。手首の入り過ぎ、控え過ぎを意識すればわかります。
「直」とは、関節点で、射手が押す力が作用の方向性と、弓から来る反作用の方向性にズレが無い事モーメント=0(ゼロ)の状態と云えます。 打起し以降の現在身の動作は、弓箭の形とは関係なく、過去身の不動の中心から「上下前後左右の正」= バランスしてなされます。
バランスいる=「骨力が直に通じている」時は力を感ぜず骨力が直でなければ、重みを感じて力を感じます。ひどければ、胴造りが崩れます。勿論、中りません。しかし、左も右も崩れていてバランスして射れば当たる事もあります。直では無いことが分かれば直の理解が進みます。過去身の胴造りから上に伸びている縦軸から安定している両肩関節の骨格を前提に現在身の動作を考えます。両肩根から両上腕を通じて骨の向きに、押出された力が、両手の裏を通じて弓、弦に通じます。肩根の関節点は力点として動かず、力の方向性は上腕骨の向きに残身まで方向性を連続した、変化する動態です。特に、会から離れの矢筋の方向性と骨格の動的なベクトル方向性について、力学的な理解を自ら考えねばならないと学べます。両手の内力学的見方は竹林の記述が詳しいと学べます。
「直」では無い状態
関節点の射手の骨力のベクトルの方向性と弓の圧縮力のベクトルの方向性がずれている事と理解できます。ズレは捻じれになり、力学的にはモーメントを生じる事と云えます。
「直」とは、関節点で、射手が押す力が作用の方向性と、弓から来る反作用の方向性にズレが無い事モーメント=0(ゼロ)の状態と云えます。
打起し以降の現在身の動作は、弓箭の形とは関係なく、過去身の不動の中心から「上下前後左右の正等」=バランスしてなされます。
バランスしている=「骨力が直に通じている」時は力を感ぜず骨力が直でなければ、重みを感じて力を感じます。ひどければ、胴造りが崩れます。勿論、中りません。
しかし、左も右も崩れていてバランスして射れば当たる事もあります。 直では無いことが分かれば直の理解が進みます。
過去身の胴造りから上に伸びている縦軸から安定している両肩関節の骨格を前提に現在身の動作を考えます。両肩根から両上腕を通じて骨の向きに、押出された力が、両手の裏を通じて弓、弦に通じます。肩根の関節点は作用点として動かず、力の方向性は上腕骨の向きに残身まで方向性を連続した、変化する動態です。特に、会から離れの矢筋の方向性と骨格の動的なベクトル方向性について、力学的な理解を自ら考えねばならないと学べます。両手の内力学的見方は竹林の記述が詳しいと学べます。