デザインの要求性
デザインの要求性
型紙の柄は絵柄を連続させて繰り返し用いて現れる全体の表象が活きている事が基本です。そのうえで一単位の絵柄をデザインします。
渋紙を切り取ると陰陽が顕われ陰と陽の繰り返しで絵柄ができます。
(1)残った渋紙の形状が、次にの工程の糊置きでその形状を保たなければなりません。
細すぎれば糊置きでデザインが歪み、糊が型紙の下にもぐり絵柄が崩れます。
又、糊が型紙に目詰まりして絵柄が変わります。
ひどい時は渋紙が切れます。
絵柄の形状と糊の粘度、へらの運行によっては糊が渋紙の下に潜り込みます。
陰陽の面積バランスのよって型紙全体の強度に影響を及ぼします。
(2)型口の絵柄の形状によっては「上下の型口合わせ」が非常に難しくなります。
(3)絵柄の最大の課題は連続した絵柄に浮き出る意図しないパターンです。