孔版型紙と着物
孔版型紙と着物
孔版型紙を用いた着物は毎年、伝統工芸展で他の技法で編み出された着物と一緒に見る事ができます。着物は普段、街中で見る事は少なく、TVで観光地のファッションと着物を着ている方々を知り、「藍染めや紅型など型染め技法」はいろいろな動画をとおしてみる事が出来ます。また職業とされその伝承に努めている方に師事、修行して美しい反物を作られている方々がおられる事を知ります。
千幾百年の着物を取り巻く文化を意識したのは伝統の型紙を手に触れた時に始まりますが、柄の名称の一つとってもわかりません。孔版型紙を手にして初めて、今その入り口から眺めて、練習作を通じて知ったことを「かたかたちわざ」を中心において述べてきました。
着物の型紙染色技法の技を活かす要となる心の姿勢の練磨は、現代社会にも活きると気づき、孔版型紙の技の新しい用途を探索する意思の本になりました。加えて、その技に必要な材料、道具が、今、消えて逝く事態に危機感を覚える事があります。
紅型の試作
追っかけ型の藍染練習作