射の姿

射法射技の本は一つと本多利実師が云われるのは

現実にある姿の多くは「射形だけ真似して動作をする射法を真似た姿」を指摘して云われた事と学べました。それは「射の骨法」を明確に記述した400年ほど前の石堂竹林坊如成師と明の高穎淑師の二人に依って明確に述べられている事です。


言い換えますと「射の姿には「二つの姿が必ずある事」を射を習うはじめに意識しなさい」と先哲は云われています。

誤『姿を形ずくる基の「力」を考えず、「筋力」を主に動作する行為』 と

『「力」がどうあるべきか考えて、主に「骨力を意識」して動作して現れる姿を問う行為』

  別の云い方をしますと 

    『八節の姿が生まれる「骨法」を理解して射をなす姿で自然に成る一つの姿』と

    誤『八節の射形の「外面を目で追ってなぞる」様に意識して動作を比較・詮索して真似する姿』

心の置き所で言い換えますと

    内面:筋骨で「弓弦を直に押し開く力」の働き現れる射形』 

    誤『外面:「弓箭の形」を頭に描いて真似して作る姿』